大学と保護者との広場
ミニ講演会
平成22年の青垣祭(大学祭)のときに奈良大学後援会が「”楽しく学ぼう”オープンキャンパス」と称して開催しました(保護者を始めどなたでも参加して頂ける)オープンキャンパスについて紹介しております。

◆講演 「奈良の祇園祭」
河内 将芳 教授 (奈良大学文学部史学科)

◆開催年月日
平成22年10月31日(日) 午前13時~15時

◆会場
奈良大学本部棟4階大会議室

◆参加者数
21名

◆参加された方から感想文をいただきました
河内先生のお話を拝聴いたしましたのは、今回2回目だったのですが、前回の本能寺の変のお話と同様、史実に基づくお話というものは、本当にその時代の人々のさまざまな思い、悩み、苛立ちなどが身近に感じられるものであるということを実感いたしました。
そもそも祇園祭の本来の意味(疫神まみれになった山や鉾を最後は解体してしまうのが目的)さえ存じ上げておらず、巡行には町民の祈りのようなものが込められているのだということ。さらに、巡行の順番をめぐって26年間も2つの町が争っていたのだということ。
町民同志の団結や他方の町民に対する険悪な空気などが想像でき人間味が感じられ面白いと思いました。
このようなお話を聴かせていただき、歴史の舞台に引き込まれて行ってしまいました。いい時間を過ごすことができました。ありがとうございました。

今年の青垣祭オープンキャンパスは「奈良にもあった祇園祭」?!
正直なところ、興味があるような無いような微妙な心持ちでの初参加!
始めに、「観光客があまり行かない所の話です…」のくだりが、私にとっては「穴場だ!!」と逆に興味津々。
スライド中心、古地図を基にして、とてもわかりやすく、既に途絶えた祇園祭ですが、今でも八坂神社や門の礎石等の遺構が残されているそうで、東大寺の西端に人々の生活の中に溶け込むように佇んでいるとの事。是非私も訪ね、500年前に心を馳せ、神輿かつぎ、巡行する当時の人々の室町時代にタイムスリップして来たいです。
地元ですら、祇園祭のルーツを知る人が少なくなった今日、私にもたらされた情報はとても貴重な存在となりました。
先生、ありがとうございました。

保護者のつどいに参加させて頂いた時の資料の中に河内先生の講演のお知らせが入っていたので、学園祭を楽しみにして参加させて頂きました。
学園祭見学のメインは、この講演といってもいいくらいです。
大学生の息子も史学科なので、先生にはお世話になっていると思いますが、史学科がどんな勉強をしているのかを知る為にも関心があったためです。
お話を聞いて、今まで知らなかった歴史を知る事ができて楽しかったです。またたびたび講演の機会があれば、知らない事を学べるので良かったです。是非来年もよろしくお願いします。
すばらしい講演なので、もっとみんなに聞いて頂けるようにアピールすべきだと思います。オープンスクールに来られている学生さんにももっと聞いて頂けるようにアピールすべきではないでしょうか。私達も保護者のつどいに参加して知ったくらいですから…。

本日は楽しく学ばせて頂きました。初めて奈良の祇園会を知りました。博多は知っていたのですが、京都で育った私にはおとなりの奈良にあった歴史を嬉しく聴かせて頂きました。ありがとうございました。

子供が史学科を希望しているので、ちょっとと思って聞いてみました。時間の関係で最期まで聞けませんが、興味がわいてとても残念です。断腸の思いで退席します。ありがとうございました。
合格して来年の文化祭も見に来られますように。

中世の人々の考え方等の話もあり興味深く拝聴することができました。
今後も奈良の真実を伝えるオープンキャンパスを続けていって欲しく思います。

奈良に祇園祭があったということは知らなかったので、興味深かったです。

資料の順番通り進めて頂き分かりやすかったです。映像の文字も大きくて見やすかったです。
奈良の祇園祭についてのお話はとても興味深く聴かせて頂きました。

図書館に置いてある「大乗院雑事記」とか、何が書いてある本か少し分かって良かったです。

自分の知らない奈良の歴史をまた一つ発見できていい勉強になりました。祇園祭が奈良でもあったと再発見しておもしろかった。

資料を発見し、読み解き、生き生きとした歴史へとつないでいく作業はとても面白そうです。楽しいお話を聴かせていただいた河内先生に感謝すると共に、確かにその時そこに生きて、日記を書いて残してくれた昔の人に感謝です。